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金融業務2級 事業再生コースの受験料11,000円と難易度

先に結論

金融業務2級 事業再生コースの受験手数料は11,000円(税込)で、金融業務2級9種目のうち7,700円でないのはこの種目だけです(金融財政事情研究会「2026年度試験日程・種目・受験手数料」、2026-10-18確認)。事業再生の3級は掲載されておらず、入口がいきなり2級です。法令基準日は4月1日で、承継系の7月1日と異なります。窮境先の再生計画を扱う立場かどうかで受けるかを決めてください。

この記事の結論

  1. 01

    受験手数料11,000円(税込)は、金融業務2級の9種目のうち事業再生コースだけ。他の8種目は7,700円で、差額は3,300円になる(金融財政事情研究会、2026-10-18確認)。

  2. 02

    受験料が10,000円以上のため、個人払いのキャンセル料は「受験料の10%+消費税相当額」の区分に入る。7,700円の種目の1,100円(税込)とは区分が違う。

  3. 03

    金融業務3級の種目一覧に事業再生コースは掲載されていない。用語から入る下位段階を挟めず、合格基準70点の2級から始まる。

  4. 04

    法令基準日は4月1日現在施行の法令等で、受験者ポータルの表示は2026年4月1日。教材の年度版の切り替えも承継系とずれる。

  5. 05

    出題の中心は窮境先の分析・再生計画・再生手法。平時の承継やM&Aの会計・法制を学ぶ事業承継・M&Aコースとは、扱う局面が違う。

01

金融業務2級 事業再生コースの受験料はいくら?(最終確認日:2026-10-18)

金融業務2級 事業再生コース(種目コード2E2)の受験手数料は11,000円(税込)です(金融財政事情研究会 種目別ガイド「金融業務2級 事業再生コース」、2026-10-18確認)。

金融業務2級の種目別受験手数料(単位:円、10%税込、金融財政事情研究会「2026年度試験日程・種目・受験手数料」、2026-10-18確認)
種目種目コード試験時間受験手数料
預金コース2A1120分7,700円
融資コース2A2120分7,700円
法務コース2B1120分7,700円
財務コース2B2120分7,700円
税務コース2B3120分7,700円
事業再生コース2E2120分11,000円
事業承継・M&Aコース2E3120分7,700円
資産承継コース2G1120分7,700円
ポートフォリオ・コンサルティングコース2G2120分7,700円

価格差の理由は、確認した金融財政事情研究会のページに書かれていません。なお事業承継・M&Aコースと資産承継コースの種目別ガイドには「2027年4月1日以降の受験申込から8,250円」とある一方、事業再生コースの受験手数料欄は「11,000円」のみで改定の記載はありません(いずれも2026-10-18確認)。

11,000円だと何が変わる? キャンセル料と再受験の費用

事業再生コースのキャンセル料は、受験者支払の場合「受験料の10%+消費税相当額」の区分に入ります(CBT-Solutions 受験者ポータル「金融業務2級 事業再生コース」、2026-10-18確認)。同ページの原文は「受験料が10,000円未満の場合は1,100円(税込)、10,000円以上の場合は受験料の10%+消費税相当額」で、7,700円の2級種目なら前者の1,100円です。

金融業務2級 事業再生コースの費用の積み上げ(単位:円、税込、2026-10-18確認)
費目1回で合格2回目で合格出典
受験手数料11,000円22,000円金融財政事情研究会 種目別ガイド「金融業務2級 事業再生コース」
2026年度版 金融業務2級 事業再生コース試験問題集(割引価格)1,980円1,980円金融財政事情研究会「金融業務能力検定 対応問題集・参考書」(定価2,200円⇒割引価格1,980円)
合計12,980円23,980円受験手数料と問題集の合算

予約・決済・持込み・結果の受け取りなど、金融財政事情研究会のCBT検定に共通するルールはCBT当日の持ち物とルールにまとめています。

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02

事業再生の3級はある? 入口が2級しかない意味

金融業務3級の事業再生コースは、金融財政事情研究会「2026年度試験日程・種目・受験手数料」の金融業務3級の種目に掲載されていません(2026-10-18確認)。承継系のように3級(5,500円)から段階を踏む受け方はできません。

最初の受験がそのまま70点以上の基準と総合問題10題に向き合う形になるため、融資判断や財務分析の経験が少ない方は、問題集の1周目を「分からない分野の棚卸し」と割り切る計画が現実的です。下位検定の代わりになりうるのは、受験者ポータルが対応教材に挙げる通信教育講座「営業店のための事業再生と転廃業支援がよくわかる講座」(2カ月コース・3カ月コース)です(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-18確認)。

03

出題範囲は何を問う? 種目別ガイドの原文

金融業務2級 事業再生コースの出題範囲は、種目別ガイドに「1.債務者企業の分析と状況把握」「2.事業再生計画の策定と実行」「3.事業再生の各種手法」「4.事業再生のための会計・税務」「5.総合問題」の5項目で掲載されています(金融財政事情研究会、2026-10-18確認)。細目はページに掲載されていません。

試験の狙いは原文で「コロナ禍により窮境にある取引先企業が事業再生局面に至った際に金融機関に求められる企業の事業・財務再構築に必要な再生計画策定・実行能力を検証します。」です。対象者は「「事業再生チーム」などの本部専担者、営業店の支店長、融資・渉外・法人担当の役席者」と書かれ、受験資格は特にありません(いずれも種目別ガイド、2026-10-18確認)。

5項目の並びは、窮境先を担当したときの仕事の順番に近い構成です(説明は分野名からの読み取りで、公式の細目ではありません)。

  • 1.債務者企業の分析と状況把握:窮境の原因と現状をつかむ段階。
  • 2.事業再生計画の策定と実行:計画を作り、金融機関として実行を支える段階。
  • 3.事業再生の各種手法:どの手法で再構築するかを選ぶ段階。
  • 4.事業再生のための会計・税務:再生に伴う会計処理と税務を確かめる段階。
  • 5.総合問題:1〜4をまたいで事例を処理する出題。

承継系の2級が「事業承継関連税制等」「M&A関連法制等」と制度の名前で分野を立てるのに対し、事業再生コースは局面の名前で分野を立てています(分野別の配点は種目別ガイドに掲載されていません)。

04

法令基準日が4月1日だと何が変わる?

金融業務2級 事業再生コースの法令基準日は「問題文に特に指示のない限り、4月1日現在施行の法令等に基づくものとします。」で、受験者ポータルの表示は2026年4月1日現在です(金融財政事情研究会 種目別ガイド・CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-18確認)。事業承継・M&Aコースと資産承継コースは7月1日現在のため、同じ2級でも基準日が3か月ずれます。

2027年3月31日までに受けるなら2026年度版の問題集が2026年4月1日現在の法令に合い、2027年4月1日以降に受けるなら予約前に受験者ポータルの基準日表示と問題集の年度版を確かめます。種目ごとの基準日と年度版の選び方は金融業務能力検定の法令基準日で一覧にしています。

05

事業承継・M&Aコースとの違いは? 再生局面のM&A

金融業務2級 事業再生コースと事業承継・M&Aコースの違いは、扱う局面です。事業承継・M&Aコースは平時の会社をどう渡すかを税制・法制・M&A会計で問い、事業再生コースは窮境に陥った会社をどう立て直すかを分析・計画・手法で問います。

再生とM&Aが交わる場面は国の資料にも示されています。中小企業庁の資料2「中小M&A市場の改革に向けた方向性について」(2026年7月21日)は「事業承継・引継ぎ支援センターの譲渡相談者※のうち、約4割が債務超過となっている状況。」(※初期的な相談のみの事業者等は含まない)と記載し、「再生M&Aに関与する支援機関(専門家)の新規参入を促す方策について、具体的に検討を進めることを想定。」としています(2026-10-18確認)。

担当先の状況から見た2級コースの選び方(金融財政事情研究会 種目別ガイド2e2・2e3、2026-10-18確認)
担当先の状況先に受けるコース理由
債務超過・条件変更先を抱え、再生計画を読む立場事業再生コース出題範囲が債務者企業の分析から再生手法まで窮境先の局面で組まれている
黒字だが後継者がいない取引先の譲渡相談が多い事業承継・M&AコースM&A基礎知識・関連会計とM&A関連法制等を分野として置くのは事業承継・M&Aコース
スポンサー型の再生案件で、M&Aの手続にも関わる事業再生コースの後に事業承継・M&Aコース窮境の判断を先に固め、引継ぎの契約・会計を後から足す。受験手数料は合計18,700円(2026-10-18時点の金額)
上位の養成スクールへ進む予定がある事業承継・M&Aコース受講資格の第1項に挙がるのは事業承継・M&Aエキスパート認定者で、事業再生アドバイザーの名称は確認した受講資格に記載がない

上位講座への接続を含む3コースの並べ比べは金融業務2級の3コースの違い、事業承継・M&Aコースの中身は金融業務2級 事業承継・M&Aコースの記事で扱っています。

事業再生アドバイザーなど既存の民間検定の合格を、検討中の中小M&A資格試験の免除や優遇の対象とする記載は同資料に見当たりません(2026-10-18確認)。新資格の最新の公表状況は本体サイトの試験情報に集約しています(当メディア運営者が提供するサービスです)。

06

金融業務2級 事業再生コースは難しい?

金融業務2級 事業再生コースの合格率は、金融財政事情研究会の種目別ガイドと受験者ポータルに掲載されていません(2026-10-18確認)。合格基準(100点満点で70点以上)と出題形式(四答択一式30問・総合問題10題・120分)は他の2級と同じで、事業再生コースに固有の難しさは、3級を挟めないことと、対象者が支店長・役席者に置かれていることの2点です。

07

受ける前の自己チェック(6項目)

  • 担当先に債務超過・条件変更・再生計画策定中の先がある。
  • 決算書から窮境の原因を説明するよう上司や本部に求められたことがある。
  • 本部の事業再生チーム、支店長、融資・渉外・法人担当の役席者のいずれかに当たる。
  • 11,000円(税込)の受験手数料と、不合格時の再受験分を予算に入れられる。
  • 法令基準日が4月1日で、承継系の問題集と年度の区切りが違うことを理解した。
  • スポンサー型の再生や事業の引継ぎについて、M&A側の知識も別に必要になると感じている。

3つ以上当てはまるなら、事業再生コースを受ける理由がはっきりしています。最後の項目に当てはまった方は、再生局面のM&Aで支援者に何が求められるかを、新しい国の試験の4領域(M&A実務・財務税務・法務・倫理)で一度見ておくと、2級の学習とM&A側の学習の配分を決めやすくなります。無料の20問診断で当たりをつけられます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。

08

注意点・よくある失敗

  • 金融業務2級を一律7,700円とみて受験費用を申請する(事業再生コースは11,000円です)。
  • キャンセル料を他の2級と同じ1,100円と考える(10,000円以上の区分で「受験料の10%+消費税相当額」です)。
  • 3級から受けるつもりで事業再生の3級を探す(金融業務3級の種目一覧に掲載がありません)。
  • 事業再生アドバイザーを銀行業務検定の事業承継アドバイザーと同じ系列だと考える(主催が別の検定で、後者は事業承継アドバイザー3級の記事で扱っています)。
  • 合格すれば上位の養成スクールに進めると考える(確認した受講資格に事業再生アドバイザーの記載はありません)。

よくある質問

金融業務2級 事業再生コースの受験手数料は11,000円(税込)です(金融財政事情研究会 種目別ガイド、2026-10-18確認)。2026年度の一覧で金融業務2級の他の8種目は7,700円で、事業再生コースだけ3,300円高く設定されています。

金融業務3級の事業再生コースは、金融財政事情研究会「2026年度試験日程・種目・受験手数料」の金融業務3級の種目に掲載されておらず(2026-10-18確認)、最初の受験から2級の合格基準70点に向き合うことになります。

事業再生アドバイザーの認定試験である金融業務2級 事業再生コースの合格率は、種目別ガイドと受験者ポータルに掲載されていません(2026-10-18確認)。目安になるのは、合格基準70点以上、総合問題10題を含む120分の形式、下位の3級がないこと、対象者が支店長・役席者に置かれていることの4点です。

金融業務2級 事業再生コースの出題範囲は窮境先の分析・再生計画・再生手法で、M&Aの会計・法制を分野として置いてはいません。一方、中小企業庁の資料2(2026年7月21日)は事業承継・引継ぎ支援センターの譲渡相談者の約4割が債務超過と記載しており、譲渡相談に窮境先が含まれる前提で再生の知識を持つ実務上の理由はあります。

事業再生アドバイザーなど既存の民間検定の合格を免除や優遇の対象とする記載は、中小企業庁の資料2(2026年7月21日)に見当たりません(2026-10-18確認)。同資料に記載があるのは、再生M&Aに関与する専門家の新規参入を促す方策を検討する方向性までです。

一次資料・参考資料

更新・訂正履歴

  1. 最終確認

    記載の数値・制度情報を、一次資料・公式情報で確認しました。

  2. 初回公開
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