先に結論
金融業務2級 資産承継コースは、金融財政事情研究会が通年実施する受験資格のないCBT検定です(120分・四答択一式30問と総合問題10題・100点満点で70点以上・受験料7,700円税込。CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。合格率は非公表で、難易度は合格基準70点と総合問題10題から見積もります。出題範囲は相続・贈与・財産評価・相続手続の5分野で、M&Aを扱う分野はありません。7,700円で受けるなら2027年3月31日までに申し込んでください。
この記事の結論
- 01
受験料は7,700円(税込)で、当初受験申込日が2027年4月1日以降の受験申込からは8,250円(税込)になる。基準は受験日ではなく申込日(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。
- 02
出題範囲は相続と法律・相続と税金・贈与と税金・相続財産の評価・相続開始後の手続の5分野と総合問題で、M&A・第三者承継を扱う分野は一つも置かれていない(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。
- 03
受験可能期間は当初受験申込日から最長1年間と記載されている(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。申込日を起点に、受験料と受験できる期限の両方が決まる。
- 04
認定名称は資産承継アドバイザー。一般社団法人金融財政事情研究会は、事業承継シニアエキスパート養成スクールの受講資格5項に、この認定名称も当コースの合格も掲載していない(KINZAI Webアカデミー、2026-10-25確認)。
- 05
合格率はCBT-Solutions 受験者ポータルに掲載されていない(2026-10-25確認)。難易度の材料になるのは、合格基準が70点以上であること、総合問題10題が加わること、同一名称の3級がCBT種目一覧に掲載されていないこと、相続税・贈与税が改正の影響を受けやすいことの4点。
金融業務2級 資産承継コースの試験要件は?(最終確認日:2026-10-25)
金融業務2級 資産承継コースは、一般社団法人金融財政事情研究会が主催する「資産承継アドバイザー認定試験」で、受験資格は設けられておらず、CBT方式で通年実施されます(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。受験者ポータルには「※受験資格は特にありません。」と記載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 金融業務2級 資産承継コース(資産承継アドバイザー認定試験) |
| 主催 | 一般社団法人金融財政事情研究会 |
| 認定名称 | 資産承継アドバイザー |
| 受験資格 | 「※受験資格は特にありません。」 |
| 試験日・方式 | 通年実施。CBT方式。受験者が予約した日時・テストセンターで受験 |
| 試験時間 | 120分 |
| 出題形式 | 四答択一式30問、総合問題10題 |
| 合格基準 | 100点満点で70点以上 |
| 受験料 | 7,700円(当初受験申込日を基準として、2027年4月1日以降の受験申込から8,250円) |
| 事務手数料 | コンビニエンスストア決済およびPay-easy決済の場合のみ297円 |
| 法令基準日 | 「問題文に特に指示のない限り、2026年7月1日現在施行の法令等に基づくものとします。」 |
| 予約可能期間 | 受験日の属する月を含んで4カ月前の月初より受験日の3日前まで |
| 受験可能期間 | 当初受験申込日から最長1年間 |
| 再受験の制限 | 受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験ができない(当日欠席の場合は適用されない) |
| 持込み | 携帯電話・筆記用具・計算機・参考書・六法を含め私物の持込みは認められない。計算問題は画面上の電卓を使用。筆記用具とメモ用紙は会場で貸出 |
| 結果通知 | 試験終了後にその場で合否に係るスコアレポートが手交される。合格者は試験日の翌日以降、認定証をマイページからPDF形式で出力できる |
対象者として挙げられているのは「金融機関の渉外担当者・窓口担当者、生命保険会社・証券会社等の営業担当者」です(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。これは想定される受験者像で、申込の条件ではありません。なお金融財政事情研究会の表示は「受験手数料」ですが、本記事ではCBT-Solutions 受験者ポータルの表示にそろえて「受験料」と書いています。指している金額は同じです(2026-10-25確認)。
金融業務2級の他のコースとの違い(出題分野・上位講座への接続・コースの選び方)は金融業務2級の3コースの違いで比べています。
比べた条件のまま、いまの理解度を無料で確認できます。
当メディア運営者が提供するサービスです(開示)
資産承継コースの5分野とは扱う局面が違いますが、社外への引継ぎを支援する側から見た現在地を20問で確認できます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。
受験料7,700円が8,250円になるのはいつ申し込んだ分から?
金融業務2級 資産承継コースの受験料8,250円(税込)が適用されるのは、当初受験申込日が2027年4月1日以降の受験申込からです(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。受験者ポータルの表示は「受験料(税込) 7,700円(当初受験申込日を基準として、2027年4月1日以降の受験申込から8,250円)」で、基準に置かれているのは受験日ではなく当初受験申込日です。
ここで一緒に見ておきたいのが受験可能期間です。受験者ポータルには「受験申込された方の受験可能期間(受験申込日の3日目以降の受験できる期間)は、当初受験申込日から最長で1年間とさせていただきます。」と記載されています(2026-10-25確認)。つまり当初受験申込日は、受験料の金額と、受験できる期限の起点を同時に決める日付になります。
- 2027年3月31日までに申し込んだ分の表示は7,700円(税込)です(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。7,700円と8,250円の差額は550円(税込。当メディアによる計算)です。
- 受験日そのものは、当初受験申込日から最長1年間と記載された受験可能期間の範囲で選べます。年度をまたいで受験する計画でも、申込日が3月31日までであれば7,700円の表示が適用される申込として扱われます。たとえば2027年3月31日に申し込んだ場合、受験できる期間は最長で2028年3月末ごろまでになります(受験可能期間の記載からの当メディアによる計算で、正確な期限はマイページの表示で確認してください)。
- 予約・変更・キャンセルはマイページから受験日の3日前までできると案内されています。受験日の2日前以降は変更・キャンセルができず、返金もないと記載されています(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。
- キャンセルには所定のキャンセル料がかかります。受験者ポータルの記載は「受験料が10,000円未満の場合は1,100円(税込)、10,000円以上の場合は受験料の10%+消費税相当額」で、7,700円の当コースは10,000円未満の区分にあたります(区分の当てはめは当メディアによる整理、2026-10-25確認)。
- 再受験の受験料が割り引かれる記載は、CBT-Solutions 受験者ポータルにありません(2026-10-25確認)。落ちた場合は同額をもう一度払う前提で予算を組むことになります。
- 事務手数料・再受験の5日間の制限といった、金融業務2級に共通する申込ルールは金融業務2級の3コースの違いでまとめて扱っています。
いったん申し込んだ受験の日程を変更した場合に、当初受験申込日がどう扱われるかは、CBT-Solutions 受験者ポータルの記載からは読み取れませんでした(2026-10-25確認)。2027年4月1日をまたぐ日程を検討している場合は、申込前に受験者ポータルで当初受験申込日の定義を確認してください。CBT検定全般の申込から結果通知までの流れはM&A資格の申込方法と結果通知にまとめています。
出題範囲の5分野は何を問う試験か?
金融業務2級 資産承継コースの出題範囲は、相続と法律・相続と税金・贈与と税金・相続財産の評価・相続開始後の手続の5分野と総合問題です(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。分野名はいずれも相続と贈与に関するもので、M&A・第三者承継・企業価値評価という語は5分野のどこにも出てきません。
試験の狙いとして受験者ポータルに掲げられているのは、「高齢化の進展と相続税の課税強化のなかで、お客さまの実状にあわせて、『遺産分割対策・納税資金準備・相続税額の軽減に関する考え方について説明ができる』『相続の手続きについてアドバイスができる』知識と実践力について検証します。」です(2026-10-25確認)。遺産分割・納税資金・相続税額の軽減・相続手続という4つの場面が、そのまま5分野に対応しています。
- 相続と法律:相続人・相続分・遺言・遺留分といった、誰にどれだけ渡るかを決める部分
- 相続と税金:相続税額の計算と、納税資金をどう準備するかの考え方
- 贈与と税金:生前に渡す場合の贈与税の計算と特例の使い分け
- 相続財産の評価:土地・建物・非上場株式などの評価額を算出する手順
- 相続開始後の手続:相続発生後に期限のある届出・申告・名義変更の順序
- 総合問題:上の分野を横断する設問が10題
分野別・設問別の配点は、CBT-Solutions 受験者ポータルに掲載されていません(2026-10-25確認)。配点が読めないぶん、5分野のうち相続財産の評価を先に片付けると総合問題に入りやすくなります。相続税額の算出は相続と法律・相続と税金・相続財産の評価の3分野をまたぐため、評価額を出せない状態では総合問題10題のどこから手を付けるかも決まりません(学習順の整理は当メディアによるものです)。
この試験が扱うのは、親族内で承継が完結する場面を支える知識です。社外へ引き継ぐ側の知識、つまり譲渡先を探す・企業価値を見る・譲渡契約に落とすという工程は範囲に含まれていないため、そこは別に手当てすることになります。事業承継系の検定を横に並べた整理は事業承継系資格の比較にまとめています。
合格率が非公表の資産承継コースの難易度は何で測るか?
金融業務2級 資産承継コースの合格率は、CBT-Solutions 受験者ポータルに掲載されていません(2026-10-25確認)。数値で難易度を示すことはできないため、公表されている試験要件から次の4点で見積もることになります。
- 合格基準が100点満点で70点以上に置かれている(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。四答択一式30問と総合問題10題の配点内訳は公表されていないため、どの設問を落とせるかの計算はできません。
- 総合問題が10題出題される(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。相続税額の算出や財産評価は複数の分野をまたぐため、分野別の知識が一巡してから取り組む順序になります(当メディアによる整理)。
- CBT-Solutions の金融財政事情研究会 CBT種目一覧は、3級に資産承継コースを掲載していません(2026-10-25確認)。同一覧で資産承継の名称が掲載されているのは2級のみで、近い分野の3級として掲載されているのは金融業務3級 シニアライフ・相続コースです。同じ出題範囲を段階に分けた下位の検定が見当たらないため、相続税・贈与税の基礎は別の教材で補う前提になります(当メディアによる整理)。
- 法令基準日が2026年7月1日現在施行の法令等に置かれている(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。相続税・贈与税は改正の影響を受けやすいため、年度版の教材を使うこと自体が対策の一部になります。基準日の決まり方はきんざい検定の法令基準日で種目別に整理しています。
資産承継アドバイザーの認定に有効期限・更新・年会費があるかどうかは、CBT-Solutions 受験者ポータルに掲載されていません(2026-10-25確認)。資格ごとの費用の考え方はM&A資格の費用で整理しています。
資産承継アドバイザーは上位の認定講座につながるか?
一般社団法人金融財政事情研究会は、事業承継シニアエキスパート養成スクール(認定講座)の受講資格5項に、資産承継アドバイザーも金融業務2級 資産承継コースの合格も掲載していません(KINZAI Webアカデミー、2026-10-25確認)。受講資格の第1項に置かれているのは「事業承継・M&Aエキスパート認定者(試験合格者)」で、これは同じ2級でも事業承継・M&Aコースの認定名称です。
受験者ポータル側にも記載がありません。CBT-Solutions の金融業務2級 資産承継コースのページには、養成スクール・受講資格・M&Aシニアエキスパート・事業承継シニアエキスパートのいずれの語も出てきません(2026-10-25確認)。講座側とポータル側の両方に記載がないため、合格が上位講座の入口になるとは書けません。
ただし受講資格には検定の合格以外の項もあり、士業の有資格者や1級ファイナンシャル・プランニング技能士は検定を経由せずに受講資格を満たします(KINZAI Webアカデミー、2026-10-25確認)。これらに当てはまる方の場合、資産承継コースを受けるかどうかは上位講座への接続とは切り離して、相続実務の知識を検定の形で確認したいかどうかで決めることになります。
受講資格の各項の内容と、どのコースの合格が受講資格になるかの比較は金融業務2級の3コースの違い、上位講座そのものの費用と中身は事業承継シニアエキスパートの記事で扱っています。
教材と費用はいくらかかるか?
一般社団法人金融財政事情研究会が公式の教材として掲載しているのは、2026年度版 金融業務2級 資産承継コース試験問題集で、定価2,200円(税込)、KINZAIストア会員の割引価格1,980円(税込)です(金融財政事情研究会 対応問題集・参考書ページ、2026-10-25確認)。同じページに「※価格は、税込価格になります。」と記載されています。
受験対策のWEB特訓セミナーも案内されており、年間利用料はプレミアムコース15,840円、スタンダードコース7,920円と表示されています(金融財政事情研究会 金融業務能力検定2級 資産承継コース 受験対策 WEB特訓セミナーのページ、2026-10-25確認)。同ページで「税込」と明記されているのは使用教材の定価2,200円のみで、年間利用料については税区分の表示を確認できませんでした(2026-10-25確認)。KINZAI Next の料金表示がページによってどう違うかは金融業務2級のWEB特訓セミナーで扱っています。視聴可能期間は2026年8月5日から2027年6月30日までと記載されています。
つまり独学の最小構成は、問題集1冊の定価2,200円(税込。KINZAIストア会員の割引価格1,980円・税込)です。セミナーを足す場合は年間利用料が加わります(金融財政事情研究会 対応問題集・参考書ページ・同WEB特訓セミナーのページ、2026-10-25確認)。受験料7,700円(税込。CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)と足すと、最小構成の合計は9,900円です(当メディアによる計算)。
- まず問題集を1周し、5分野のどこで落としているかを切り分けます。条文の理解で落ちるのか、税額や評価額の計算で落ちるのかで、補う資料が変わります。
- 相続財産の評価は計算の手順を残しながら進めます。評価額を出せないと総合問題の設問に入れないためです(当メディアによる整理)。
- 総合問題10題は、分野別の知識が一巡してから時間を割きます。相続税額の算出は相続と法律・相続と税金・相続財産の評価の3分野をまたぐ構成です。
- 計算問題では画面上の電卓を使います。私物の計算機は持ち込めないため、手元の電卓の操作に頼った解き方は本番で再現できません(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。
- 法令基準日が2026年7月1日現在施行の法令等に置かれているため、年度をまたいだ古い教材は使いません。
- WEB特訓セミナーを使う場合は、視聴可能期間が2027年6月30日までのため、その期間内に学習を終える計画にします(視聴の期限で、受験の期限ではありません)。
独学で資格を積む設計そのものはM&A資格は独学で取れるかで資格別に整理しています。
中小M&A資格試験との関係はどうなっているか?
中小M&A資格試験は中小企業庁が運営主体となる試験で、試験の実施事業は株式会社銀行研修社への委託が2026年5月1日に公表されています(中小企業庁 委託先の採択結果)。試験の形式は、中小企業庁の企画競争募集要領(2026年3月27日)にCBT方式で実施する旨が記載され、試験時間は「120分を想定する。」、科目は「M&A実務」「財務・税務」「法務」「倫理・行動規範」の4科目、「設問数合計は最大60問程度である。」とされています(2026-10-25確認)。受験料は同要領で「具体的な受験料の設定は、事業期間中に、中小企業庁と協議の上で決定することとする。」とされ、金額は記載されていません。試験日も具体的な日付は示されていません。
既存の民間検定の合格を試験の免除や優遇の対象とする記載は、企画競争募集要領にも中小企業庁 中小M&A市場の改革に向けた検討会の資料にも見当たりません(2026-10-25確認)。資産承継アドバイザーという語も、これらの資料には出てきません。「資産承継の検定を取れば新しい資格で有利になる」という言い方はできません。
言えるのは位置関係までです。資産承継コースが扱う相続・贈与・財産評価は、親族内で承継が完結する場面の知識です。中小M&Aが問題にしているのは、親族内に後継者がいない場合に社外へ引き継ぐ場面で、扱う局面が違います。資産承継コースの5分野にM&A・第三者承継を扱う分野が置かれていないため、一方の学習がもう一方の出題範囲を代わりに満たす関係にはなっていません(出題範囲の対照は当メディアによる整理です)。両者の学習の前後関係について述べた記載は、中小企業庁の検討会資料にも金融財政事情研究会・CBT-Solutions の各ページにも見当たりません(2026-10-25確認)。検討されている制度の公表状況は本体サイトの試験情報で確認できます(当メディア運営者が提供するサービスです)。合格後の登録・更新がどう設計されようとしているかは中小M&A資格の登録制度と更新で扱っています。
向いている人・向いていない人
- 向いている人:公式が対象者に挙げる金融機関の渉外担当者・窓口担当者、生命保険会社・証券会社等の営業担当者
- 向いている人:相続の相談を受ける立場で、遺産分割・納税資金・財産評価の順序を体系で押さえたい方
- 向いている人:士業の有資格者や1級ファイナンシャル・プランニング技能士で、上位講座の受講資格は別の項で満たしており、相続実務の知識だけを検定の形で確認したい方
- 向いている人:2027年3月31日までに申し込み、7,700円(税込。CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)の表示で受験を済ませたい方
- 向いていない人:M&A・第三者承継の知識を検定で示したい方(5分野に含まれないため、事業承継・M&Aコース側が対象になります)
- 向いていない人:上位の認定へ段階的に進む道筋を先に確保したい方(受講資格に掲載がないため、接続を前提にできません)
- 向いていない人:相続税・贈与税の基礎が手元にない状態で、短期間で仕上げたい方(同じ出題範囲の下位の検定がCBT種目一覧に掲載されておらず、合格基準70点にいきなり向き合うことになります)
注意点・よくある失敗
- 認定名称の資産承継アドバイザーを、事業承継の検定だと考えて社内申請する(5分野に事業承継・M&Aの分野はありません)。
- 2027年4月1日以降に申し込むのに、受験料を7,700円で予算化する(当初受験申込日が基準で8,250円になります。CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。
- 3級から順に受けようとして種目一覧を探す(CBT種目一覧は3級に資産承継コースを掲載していません)。
- 合格すれば事業承継シニアエキスパートに進めると考える(受講資格に掲載がありません)。
- 銀行業務検定試験の相続アドバイザー3級と同じ系列だと思い込む(主催が別の試験です)。
- 法令基準日を確認せず、前年度版の問題集で相続税・贈与税の対策をする。
- 計算機の持込みを前提に練習する(私物の持込みは認められていません)。
- 合格率が公表されていないにもかかわらず、出所の書かれていない数値を難易度の根拠に社内資料へ書く。
よくある質問
受験資格はありません。CBT-Solutions 受験者ポータルに「※受験資格は特にありません。」と記載されています(2026-10-25確認)。対象者として金融機関の渉外担当者・窓口担当者、生命保険会社・証券会社等の営業担当者が挙げられていますが、これは想定される受験者像であって条件ではありません。
受験料は7,700円(税込)で、当初受験申込日が2027年4月1日以降の受験申込からは8,250円(税込)です(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。基準は受験日ではなく当初受験申込日です。コンビニエンスストア決済・Pay-easy決済の場合は、別途事務手数料297円(税込)がかかります。
受験可能期間は当初受験申込日から最長1年間と記載されています(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。予約は受験日の属する月を含んで4カ月前の月初より受験日の3日前まで受け付けると案内されています。
出題範囲に含まれていません。掲載されている5分野は相続と法律・相続と税金・贈与と税金・相続財産の評価・相続開始後の手続で、M&Aや第三者承継という語は分野名に出てきません(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-25確認)。
CBT-Solutions の金融財政事情研究会 CBT種目一覧は、3級に資産承継コースを掲載していません(2026-10-25確認)。同一覧で資産承継の名称が掲載されているのは2級のみです。近い分野の3級としては金融業務3級 シニアライフ・相続コースが掲載されています。
合格率がCBT-Solutions 受験者ポータルに掲載されていないため、数値では示せません(2026-10-25確認)。材料になるのは、合格基準が100点満点で70点以上であること、総合問題10題が加わること、同一名称の3級がCBT種目一覧に掲載されていないこと、改正の影響を受けやすい相続税・贈与税が範囲の中心にあることの4点です。
一般社団法人金融財政事情研究会は、事業承継シニアエキスパート養成スクールの受講資格5項に、資産承継アドバイザーも金融業務2級 資産承継コースの合格も掲載していません(KINZAI Webアカデミー、2026-10-25確認)。ただし士業の有資格者や1級ファイナンシャル・プランニング技能士は、検定の合格とは別の項で受講資格を満たします。
既存の民間検定の合格を試験の免除や優遇の対象とする記載は、中小企業庁の企画競争募集要領(2026年3月27日)にも同庁の検討会資料にも見当たりません(2026-10-25確認)。扱う局面も、資産承継コースが親族内で承継が完結する場面、中小M&Aが社外へ引き継ぐ場面と分かれています。公表されている資料から言えるのは、扱う局面が分かれているという位置関係までです。
公式の対応問題集と受験対策セミナーが用意されているため、独学の設計そのものは可能です。ただし同じ出題範囲の下位の検定がCBT種目一覧に掲載されておらず、総合問題10題が加わる形式のため、相続税・贈与税の基礎が手元にない状態からだと、検定対策の前に埋める範囲が広くなります。
一次資料・参考資料
- 公式情報金融業務2級 資産承継コース -資産承継アドバイザー認定試験-(CBT-Solutions 受験者ポータル。試験の狙い・対象者・受験資格・試験日・受験料と2027年4月1日以降の金額・事務手数料・試験時間・出題形式・出題範囲・合格基準・法令基準日・認定名称・予約可能期間・受験可能期間・再受験の制限・持込み・結果通知・認定証)確認日:
- 公式情報金融財政事情研究会 CBT種目一覧(CBT-Solutions。金融業務2級の種目一覧・資産承継が2級のみに設定されていること・金融業務3級 シニアライフ・相続コースの掲載)確認日:
- 公式情報金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー 事業承継シニアエキスパート養成スクール(認定講座)(受講資格の全5項・Web講義受講料・CBT方式試験受験料)確認日:
- 公式情報金融財政事情研究会 金融業務能力検定 対応問題集・参考書(2026年度版 金融業務2級 資産承継コース試験問題集の定価と会員割引価格・価格が税込である旨の表示)確認日:
- 公式情報金融財政事情研究会 金融業務能力検定2級 資産承継コース 受験対策 WEB特訓セミナー(プレミアム・スタンダード各コースの年間利用料・使用教材の定価・視聴可能期間)確認日:
- 公式情報銀行業務検定試験 CBT種目一覧(CBT-Solutions。相続アドバイザー3級が銀行業務検定側の種目であること)確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小M&A資格試験実施事業 企画競争募集要領(2026年3月27日。CBT方式・試験時間の想定・4科目・設問数の想定・受験料の決め方・試験日の記載状況)確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小M&A資格試験実施事業 委託先の採択結果(2026年5月1日。試験の実施事業の委託先)確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小M&A市場の改革に向けた検討会 資料2「中小M&A市場の改革に向けた方向性について」(中小M&A支援資格制度(仮称)の創設方針・既存資格の免除や優遇に関する記載の有無)確認日:
- 公式情報金融財政事情研究会 種目別ガイド 金融業務2級 資産承継コース(2026年10月25日時点ではトップページが表示され、種目別ガイドの内容を取得できませんでした。同研究会の商品サイトに2026年10月22日付の緊急システムメンテナンスの告知が掲載されています。本記事の試験要件はCBT-Solutions 受験者ポータルの表示で確認しています)確認日:
更新・訂正履歴
- 最終確認
記載の数値・制度情報を、一次資料・公式情報で確認しました。
- 初回公開
読んだ内容を、無料の確認へつなげる
資産承継コースの5分野とは扱う局面が違いますが、社外への引継ぎを支援する側から見た現在地を20問で確認できます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。
当メディア運営者が提供するサービスです(開示)